2009年11月 7日 (土)

寸評・「千里眼の女」(その2)

学問としては相当に際物である超能力研究に取り組む
福来はおそらく浮いていただろうし、孤独でもあった
と思う。
透視能力によって離縁され、周囲の理解を得られない
千鶴子と、共鳴もしたのだろう。
それでも運命はかみ合わず、2人はすれ違う。
結局千鶴子は命を絶ち、福来の研究は否定され、帝大
から切り捨てられてしまった。
初めはスクープ狙いだった橘は総長の山川を非難する。
山川はその非難を受け止めるが、決定を覆すことは
なかった。
なかなかに、救いどころのない話である。

皆が古めかしく喋る上に方言も頻出するので、途中で
ついていけなくなる人もいたようだった(近くの席の
人は意識飛んでたな……)。
個人的には面白かったけどね。
役者さんは時代の雰囲気出してたし。
(いや、見たことないけどさ、明治末なんて)
正直、登場人物には感情移入しにくいが、列強に
追いつけ追い越せとばかりに無理を重ねていた当時の
日本の哀しさには胸痛む。

ただ、長い芝居なのに突っ込んだところは描かれ
なかったなぁとは思った。
千鶴子と福来の仲にせよ、福来の学界での位置にせよ、
橘の心の変化にせよ、描かれてないわけではないけど、
割とさらっと終わってしまったというか。
ちょっと残念。

科学が万能だとは思わないし、発見がいつも進歩に
結びつく訳でもないだろう。
でも、説明出来ない=存在しない、と切り捨てるのも、
またつまらないことのように思う。
千里眼がいたっていいじゃんねぇ。

劇団青年座197回公演『千里眼の女』
10/10~10/18/09
紀伊国屋ホール

2009年11月 6日 (金)

寸評・「千里眼の女」

先月の半ばに見たのに、なかなか書けなかった……
反省。

千里眼。クラシックな響きですな。
明治の終わり。透視能力を持つ超能力者といわれ、帝大の
学者たちの研究対象となり、一時的にもてはやされ、24の
若さで服毒自殺した実在の人物・御船千鶴子を描いた作品
である。
例によって全然知らなかったわけですが、その後ちょっと
調べたところ、京極夏彦の小説『魍魎の匣』の中に、この
実験についての記述があるそうな。
おかしいな、読んだのに全然記憶が……

とりあえず、芝居の話。

進行性の難聴を抱える、繊細で気難しい千鶴子。
超能力研究のために東京から熊本に通いつめる福来博士。
福来にぴったりと付いて回る新聞記者の橘。
千鶴子の力の恩恵を受ける父親や義兄。
学者であると同時に現実主義者でもある帝大総長の山川。
千里眼を否定するもの、支持するもの……
皆それぞれの立場で一生懸命、といえばまぁそうなのだが、
純粋な気持ちもある一方で利己的な思いも抱えている、
一筋縄ではいかない人たちである。

史実の方はよく分からないが、劇中の千鶴子は福来を
頼り、心から慕っている。
福来の方は……
千鶴子のことは好きだったのだろうけれども、多分、多分
だけど、好きの質が違うというか、千鶴子の気持ちに
すんなり応えることはできなかったのではないかなぁ。
少なくとも彼女が生きている間、福来にとって彼女は、
まず「大切な大切な実験材料」であったのではないかと。
そのことは、悪党ではない福来の心を苦しめたと思う。
いや、はっきりそう描かれてた訳じゃないんだけどね、
そんな風に見えたんだよね。

寸評といいつつ長くなってしまった。
続く。

2009年11月 5日 (木)

ドラセナ。

所によっては「ミリオンバンブー」なる名前で売られて
いるドラセナの、小さな鉢をいただいた。
けらいは緑を枯らせるのが得意である。
自慢にも何もならないが。
実をいうと、過去にミリオンバンブーを枯らせてしまった
こともあるので、受け取っていいものやらどうやら、ちと
迷った。
が、去年末に買ったアロエがやたら元気にデカくなって
いるので、「もしかしたらイケるかも」などと強気になって
しまったのだった。

いただいた時の入れ物はビニールのぐにぐにだったので、
素焼きの植木鉢など買って植え替えてみた。
しばらくの間はなんら問題がなかったのだが、ここ
1週間ほどの間に、葉が下のほうから黄色く枯れてきて
しまった!

水のやりすぎか、逆に足りてないのか、土が合わないのか、
肥料がいるのか(ちなみにあげてない)等々考え、調べた
結果、もしや「温度が低いから」ではないかと思い至った。
けらい、めったにエアコン使わないし、だいたい平日昼間
部屋にいないし……

高温多湿が好きと聞いたので、ためしに夜の間、風呂場に
おいてみることにした。
(昼間は陽の光に当てたほうがいいと判断→窓際でカーテン
越しに光を当てている)

無事回復してくれるとよいのだが……

2009年11月 4日 (水)

またも。

今年も何のかんのいってカメラ買っちゃいました。
(反省)
さすがにもう増やすことはないだろうと思ってたん
ですが、先日暗室で一緒になった人に「すっごく
楽しいですよ!」かなんか言われて、ふらふらと
ポチってしまったのこと。

学研「大人の科学」マガジンvol25のおまけは、何と
二眼レフなのであります。
雑誌の付録なのに、レンズが2つもついてるんですよ!
(何言ってるんだオマエ)

薦めてくれた人曰く、組み立て2時間、結構写る。
軽くてちっちゃいのでお気楽なのだそうだ。
但し、鞄に直に入れるとレンズが切れてしまうそうな。
レンズカバーもないから、ケースは自分で見つけんと
ならんようです。

一部には「何で今時フィルム」という声もあるよう
ですが、まぁ、おもちゃですから。
面白がったもん勝ちってところでしょうかね。

まだ現物届きませんが、いやぁ楽しみ楽しみ。
どんな感じかは、いずれレポしたいと思いまする。

歴史は繰り返す、じゃない、死ななきゃ直らない。
オソマツ。

2009年11月 3日 (火)

季節の変わり目。

いきなり寒くなりましたねー。
明日以降はまた温かくなるって話ですが、ホントの
ところはどうなんでしょうかね。
皆様お風邪など召しておられませんか。

しかし毎日何を着ていいやらよー分からん。
もう11月なんだから、冬仕様で何ら不思議はない
訳だが……

いや。
先日サンシャイン劇場で*pnish*の公演を見て、
客席の若さにちと居心地の悪い思いをしてきた
のだが。
右隣の若者が毛糸の帽子を被っており、左隣の
隣は半袖だった。
……いやいやいや。
今からそんな雪山行くみたいなカッコしてたら
真冬にどうするんだ右隣。
てか、劇場で帽子はダメだろう。
脱ごうよ。
どんな服着ようが自由だが、確かに劇場内は
空調管理されているが、だからってそんな腕
むき出しってどうなんだ左隣。

……などと、密かに考えていたのであった。
よけーなお世話ですね。ハイ、仰る通り。

芝居?
たわいなくてバカバカしくて可笑しかったです。
楽しませよう、楽しもう、という気持ちが伝わって
くるような、ハッピーな舞台だった。
物語には突っ込みどころが多々あったが、そんな
ことはどうだっていいのさ。

スクリーンで役名+役者名を紹介するのは最近
流行りだけど、何かテレビみたいで引っかかる
なぁとは思ったが。

*pnish*「マハラジャモード」
10/29~11/3/09
サンシャイン劇場

簡単なコメントでスミマセン。
観劇メモためてるもんで、ちょっと焦ってます。

2009年11月 2日 (月)

PC不調。

事態は深刻になってきたようでおじゃる。
ウィルス感染した訳でもないのに(調べた)、ホントに、
ホントに遅い。
でも今更VISTA買いたくないし、でもまだセブン買う
のはためらわれるし……
勇気を出して一度初期化してみるか、あるいは。

……などと、悩んでおる状態です。
という訳で、結論出るまでしばらくの間、更新がとびとびに
なるやも知れませぬ。
なるべく頑張りますが、時々抜けても勘弁してやって
くださいませ。
ウチのブログが更新されてよーがされてまいが、多分、
どなたもお気になさらないとは思いますが……

2009年11月 1日 (日)

匂宮。

おうさま、昼間けらい妹の部屋に潜伏していた模様。

夜になったら、何だかいい匂い。

おうさま、白檀の香りがしまする。

……昼間ナニがあったのかは謎。

Kaoru

白檀の男。

2009年10月31日 (土)

芯ホルダー。

けらい、元々シャーペンはあまり使わないのだが、
(イマドキ鉛筆ユーザーなんであるよ。肥後守で削って
るんであるよ)急に思い立って購入してみたのであった。
定番・三菱のuniホルダー&ステッドラー。
芯は前者が4B、後者には2Bを入れた。
(スミマセンたった今手元にないので写真が撮れない)
何で2本も買ったかというと、単に時間切れで選びきれ
なかったから。昼休みに買いに行ったので。

芯ホルダーってナニ?と仰る方のために念のため。
シャーペンと鉛筆の中間のような感じの筆記具で
あります。

uniは、書き心地はいいんだけど、ノックすると先が
全開して芯が出てきてしまうので、どうも慣れない。
これ、本来はどうやって使うもんなんだろう。

ステッドラーはフツーのシャーペンと同じように
かちかちやると芯が出てくるので使いやすいです。
ちと重たいけどね。

しばらく慣れるまで使ってみまする。

どうやら万年筆ユーザーで芯ホルダー愛用してる
人は珍しくない模様。
どうも文房具に嵌りやすくてイカンなぁ。

2009年10月30日 (金)

ミニチュア。

嘘です。フツーに街を撮ったものです。
別に意味はないんだけど、おもちゃみたいで笑えた
ので、ちょっと載せてみた。

Aori
多分5階か6階ぐらいの高さから撮ったと思うのだが……

2009年10月29日 (木)

solaris。

フィルムをいただいたので試してみました。
ISO400、カメラは*ist、レンズはFA50mmF2で
あります。

Solaris2

Solaris3

噂通り、黄色や緑がキレイ。

Solaris1

黄色くもなく緑でもないおうさま。

«寸評・「モロトフカクテル」(その2)。