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2008年8月21日 (木)

「シンベリン」@あうるすぽっとを見た。

がつがつ書かないと間に合わない……って、もう充分
溜め込んでいるが……

恒例、子供のためのシェイクスピアカンパニーである。
(そうは見えないが)ローマ帝国全盛期のブリテンを
舞台にした、愛と赦しの物語。
内容的に子供向けとは思えないが、とても面白かった。
いやいや、お子様にだけ見せておくなんて損ですぜ。

誤った裁きで部下を失う王、
実子を王位につけたいと画策する母、
恋人と自分のこと以外考えず、何事も強行突破
しようとする娘、
中身より身分で価値を判断する王子、
妻恋しさに、それ以外の女を悪く言う男、
その妻に裏切られたと思いこみ、すべての女を
呪う男、
嫌いな相手に一泡吹かせるために嘘をつく男、
面倒な患者をごまかすために偽薬を渡す医者、
2つの忠義に挟まれて苦渋の決断をする従者、
国の命を受けて戦い、負ければ命を投げ出す将軍、
別の愛を得て、かつての主君を恨み続けることが
出来なくなった部下、
小国の服従を当然の如く要求する大国、
無謀にも大国に逆らう小国……

みんなある意味ダメダメ君だが、ある意味正直で
人間くさい。
全員に共感するわけではもちろんないけど、
誰にでも彼らのような面があるんではないかと思う。
最後の和解場面はやっぱり泣けます。

ある意味ダイジェスト版であるので、細かいことを
言えば、分からないところはある。
あんなに怒ってたのに、どうして急に後悔したんだ?
とか、
うそぶいてたくせに急に善人になるのかぁ?とか、
男装した途端に何でそんなに頼りなくなるんだ?
とか。
でも、そんなことはまぁどうでもいいのである。
(いいのか……)

「シンベリン」は2度目の上演で、初演との細かい
違いを言えるほど見てはいない(いや、1回しか
見てないです)が、更にこなれて来たんでは
ないかと思う。

面白かったよ。

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