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2009年7月 5日 (日)

「ユーリンタウン」続き。

えーと。
宮本亜門版は見ていないので分からないが、今回に
関して言えば、ミュージカル云々より、ブラックな
笑いは苦手だという人の方が楽しめないかもしれん。
途中で狂言回しの警官が余計なことをべらべら喋る
のも、イヤな人にはイヤだろう。
個人的には楽しめたけど。
ポピュラーなミュージカルのパロディになっている、と
チラシにあったが、あいにくそちらは分からなかった。
一応ロミオとジュリエット(ミュージカルで言えば
「ウエストサイドストーリー」だな)にはなってるが、
全っ然趣違うし。

で、話ね。
昭和40年代まで汲取トイレが使われてた日本では、多分
こういう物語は生まれてこないだろうと思う。
だいたい、水が潤沢にある日本では「乾き」の脅威が
なかなか分かりにくいやね。
欧米のトイレは19世紀にはおおまかにいって水洗化していて、
人糞は利用されておらず基本的にゴミとして扱われていた……
んだよね。
人類は皆同じというけど、個々の事象に対する感じ方は地域
時代文化によって異なるものだ、と、改めて思ってみたりする。

用足しが有料、という設定と、ユーリンタウンは実は……
というアイディアが面白いと思う。
利用料の値上げはねー、
「払えるヤツがいなくなったら意味ないじゃん」と思ったが。
あと、最後の方で娘の理想より父の現実主義、というような
台詞があったが、結局最後はなくなるんだったら、「どっち
だって同じ」というのが正解じゃないのかな?

ってことで、話はいいんだよ、話は。
唯一最大の問題は、
主演級の人たちが歌えない!!!
ということだ。
(もちろん、歌える人もいた)
いくらキャラクターイメージに合っていようと、あまりに
音を外されたんじゃ話にならない。
あまりに役のイメージに合ってなくても困るが……
これがミュージカル配役の難しいところ。
逆に、アンサンブルは歌えるけど、人数が多くて声が
でかいので、時に言葉が聞き取れなかったんだよね。
惜しいなぁ。

L字の舞台は公演によって変えられるのだろうか?
けらいの席はとても見やすかったが、「ユーリンタウン行」
シーンは、席によっては見切れてしまったんでは。
ちと心配。

開演前にユーリンタウン祭と称してパフォーマーたちが
登場したり、場内案内を出演者が行ったりと色々な企みが
なされてて面白かったが、席案内で間違えられるのは
ちょっと……
頼むよねーさん。

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