「ふうふうの神様」続き
一人息子を失った若い夫婦の話で、初めはなにやら
状況が見えにくいのだが、糸がほどけるように
分かってくる。
でもって、分かるんだけど、すべてがクリアになる
訳ではない。
観客の解釈に任せる部分があるというか。
その辺が面白い。
心底腹立たしいガキどもの姿とか、皆の「欠如」
の象徴とか、描き方によっては引っかかりになる
だろう素材が、すんなり描かれている点もすごいと
思う。
描き手の良識というか、人としての質が現れて
いるんだと思うよ。
や、ホントにね。
世界のマイナス面は確かに存在する訳で、それを
フィクションで取り上げることには何ら問題がない
が、やりようによっちゃ作品が浅薄なものになった
り、書き手のダメさが明白になってしまったりする
と思うんだよね。
ギャグは微妙だったが……
昔の歌謡曲にもちとびっくりしたが……
母親の思いのつまったリュックサックに泣かされた
ので、細かいことはいいです。許す。←エラソウ。
ただ、ひとつ気になっているのが、「結局のところ、
全ての始まりであるはずの妻の記憶は何だったのか」
ということ。
あれがないと、そもそも村にたどり着けないよね?
でも、ホントのところは……ねぇ?

